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- 2011.03.05 Saturday
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- by スポンサードリンク
2004.11.18生まれの長女ナナミと
2007.9.4生まれの長男リョウタと
楽しい日々を送っております♪
いざり(這い)をする児をshuffling baby(いざりっ子)といいます。
その特徴は、
(1)つかまり立ちが 12〜14ヶ月、歩行開始が18〜24ヶ月と遅れる傾向がある(最大の特徴)
(2)定頚(首のすわり)は遅れないが、寝返りはほとんどせず、はいはいに関しては遅れるか、はいはいをほとんどしないままでつかまり立ちをして歩行するようになるか、歩行し始めた後にはいはいをすることもある(2番目の特徴)
(3)うつぶせ(姿勢)を嫌う(3番目の特徴)
(4)お座りの姿勢から脇の下を抱えて体を持ち上げると、両側の脚はお座りの姿勢のまま腰で曲げた状態で空中に上がってくる空中浮遊の姿勢をとり、下肢を突っ張ろうとしない、(4番目の特徴)
(5)言葉の理解はよいが発語が遅れる傾向がある(5番目の特徴)
(6)shuffling baby(いざりっ子)の家族歴があり得る
(7)体を折り曲げると踵が耳についてしまう(double folding)、腕が首にスカーフの様に巻きつく(scarf sign)、両側の腋窩に手を入れて抱き上げようとすると両肩・両腕が上に上がってしまう(loose shoulder)などの筋緊張低下傾向がみられるが、両股が180°開いて両脚が床にべったりくっついてしまう(frog position)程度までは筋緊張は低下していないし、筋力低下はない
(8)支えなしでひとりで座れるようになるのが8〜13ヶ月(健常児で7〜8ヶ月)と遅れる傾向がある(ほとんど遅れず、正常範囲という報告もあります)
(9)下肢は上肢・躯幹に比べ細く、腱反射はやや亢進している。
またずり這いの時やずり這いの姿勢から立位に移る時などに左右差がみられることがあります。手の動きの発達は標準であり、筋力低下はなく、言語理解は標準であることが診断上重要であり、月齢が多くなるにつれ下肢を下に降ろすようになり体重を支えるようになり、発語や始歩は遅れますが正常にできるようになり、最終的には正常発達を遂げることが多いといわれています。足で蹴ることを覚えさせるために歩行機を使用する、うつぶせを嫌がる児に対しては、クッションのようなものを下にして腹這いをさせる、などの方法が有効なことがありますが、本質的なものではありません。